「肩や腕がしびれる」
「荷物を持ったあと、腕がだるくて力が入らない」──
それは、神経や血管が圧迫されて起こる“胸郭出口症候群”の可能性があります。
気温が下がる季節や寒暖差が大きい時期には、筋肉がこわばりやすく、神経や血流の通り道が狭くなることで症状が悪化しやすいのが特徴です。
整形外科では、神経の圧迫を検査・評価し、姿勢指導・リハビリ・装具療法などで症状の緩和と再発予防をサポートします。
■ 胸郭出口症候群とは？
- 首から肩・腕にかけての神経や血管が、鎖骨・肋骨・筋肉の間で圧迫されることで生じる疾患
- 特になで肩・細身の女性や姿勢が悪い人に多い
- 圧迫されやすい主な部位：
- 斜角筋の隙間（斜角筋症候群）
- 鎖骨と第1肋骨の間（肋鎖症候群）
- 小胸筋の下（過外転症候群）
■ なぜ季節の変わり目に増えるのか？
- 【寒暖差】→ 筋肉がこわばり、神経・血管の通り道が狭くなる
- 【冷え】→ 肩まわりの血行が悪くなり、しびれや疲労感が強まりやすい
- 【厚着・肩に力が入りやすい季節】→ 荷物や服の重みで負担が増える
■ このような症状があれば要注意
- 首から肩、腕にかけてじんわりしびれるような感覚がある
- 重い荷物を持ったあとに腕がだるくなり、力が入りづらい
- デスクワークやスマホ操作後、手がしびれて指先の感覚が鈍い
- 腕を上げているとしびれや痛みが悪化し、下げると軽減する
- 朝起きたとき、腕がしびれて動かしにくいと感じることがある
■ 整形外科での主な対応
- 徒手検査（アドソンテスト、エデンテストなど）と画像診断（X線、MRI）で原因部位を特定
- 【保存療法】
- 炎症を抑える薬物治療（消炎鎮痛薬・ビタミン剤）
- 肩甲骨周囲筋のリハビリ・ストレッチ・体幹トレーニング
- 猫背や巻き肩を改善する姿勢指導・装具の処方
- 症状が強い・長引く場合は神経ブロック注射や手術の選択肢も
【手のしびれや腕のだるさはありませんか？】冷え・姿勢が原因になる神経圧迫
手のしびれや腕のだるさを「一時的な疲れ」と思って放置してしまうと、
慢性化し、日常生活に支障が出るリスクもあります。
特に寒暖差が激しい季節は、神経・血管の通り道が圧迫されやすく、症状が出やすいタイミング。
気になる症状は、早めに整形外科で原因を明らかにし、日常生活の中でできる対策を始めましょう。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「最近、手のしびれやだるさが気になる」
「荷物を持ったあと、腕が疲れて力が入らない」──
それは胸郭出口症候群のサインかもしれません。
■ 整形外科では、丁寧な診察と検査で神経・血管への圧迫の有無を確認し、生活指導やリハビリで早期改善を目指します。
■ 寒くなるこの季節、肩まわりの違和感は放置せずご相談ください。
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違和感や不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。お待たせしないために、事前予約をご利用ください。