「階段を下りるときだけ膝が痛む」
「平地では問題ないのに、段差のあるところで違和感がある」──
それは膝蓋大腿関節症（しつがいだいたいかんせつしょう）という、膝のお皿と太ももの骨の間で起こる関節障害かもしれません。
放置してしまうと、膝の軟骨がすり減り、慢性的な痛みや動きの制限へ進行する可能性もあります。
整形外科では、膝の構造評価とともに、保存療法・リハビリ・生活指導を通じて、痛みの軽減と進行予防が可能です。
■ 膝蓋大腿関節症とは？
- 膝蓋骨（お皿）と大腿骨（太ももの骨）の間の関節で起きる軟骨のすり減りや炎症による変性疾患
- 特に膝の曲げ伸ばし時や、膝に体重がかかる場面で痛みが出やすい
- 原因としては：
- 加齢や過去の膝のケガ
- 膝周囲の筋力低下
- 不適切な歩き方や姿勢の影響などが考えられます
■ こんな場面で膝に違和感がある方は注意
- 階段の下りで膝のお皿の奥がズキッと痛む
- 椅子からの立ち上がりや、しゃがみ動作で違和感や重だるさ
- 長時間歩くと、膝前面に疲れや痛みが出る
- 運動後に膝に熱感や腫れぼったさを感じる
- 以前より膝の動きがぎこちない／“引っかかる”感覚がある
■ 整形外科での主な対応
- 問診・視診・X線やMRIによる膝蓋骨の位置や軟骨の状態確認
- 【保存療法】
- 膝蓋大腿関節の炎症を抑える薬・湿布・注射治療
- 太もも（大腿四頭筋）や股関節の筋力トレーニング
- ストレッチや運動療法による関節の柔軟性向上
- 【日常生活指導】
- 階段の昇降時の動作指導・靴の見直し・体重管理
- 重度の場合は関節鏡手術や人工膝関節置換術も選択肢に
【階段を下りると膝のお皿が痛む…】膝蓋大腿関節症かもしれません
「階段だけで痛むから大丈夫」と思っているうちに、軟骨の摩耗が進行してしまうこともあります。
膝蓋大腿関節症は初期段階からの対処で、痛みの進行を抑え、日常生活を快適に保つことが可能な疾患です。
膝の違和感を感じたら、まずは整形外科での評価とケアを始めてみましょう。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「階段の下りだけ膝が痛むようになった」
「膝のお皿まわりが重だるい」──
それは膝蓋大腿関節症の初期サインかもしれません。
■ 整形外科では、膝の構造を詳しく診断し、保存療法やリハビリ、日常動作の見直しで痛みを軽減・進行を防ぐケアを行っています。
■ 違和感のある今こそ、早めにご相談ください。
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違和感や不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。お待たせしないために、事前予約をご利用ください。