「走ったあとにすねがズキズキ痛む」
「つま先や足指の付け根がしびれる感じがする」──
その足の痛み、シンスプリントやモートン病といったスポーツ障害のサインかもしれません。
これらは、日常的な運動や部活動、ジョギングなどでよく見られる疾患で、
無理を続けることで慢性化・悪化し、パフォーマンス低下や運動制限につながることもあります。
整形外科では、運動歴や症状をもとに適切な診断と保存療法を行い、再発防止につなげる治療が可能です。
■ シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?
- 主に走る・跳ぶ動作が多いスポーツで、脛(すね)の内側に痛みが出る
- 原因は、脛骨の骨膜への過度な引っ張りによる炎症
- 特に成長期・走り込みが多い競技・クッション性の低い靴を履いている場合に多い
■ モートン病とは?
- 足の指(特に第3・4趾の間)で起きる神経の圧迫による痛みやしびれ
- 長時間のランニングや合わない靴で中足骨間の神経が圧迫されることで発症
- 「石が入っているような感じ」「歩くとピリッとくる」などの症状が特徴
■ 以下のような症状があれば要注意
【シンスプリント】
- ランニング後にすねの内側がズーンと痛む
- 休むと痛みが引くが、再開すると再発する
- 踏み込むときに脛骨の内側を押すと痛みが強く出る
【モートン病】
- 足の裏の中指~薬指の間にしびれ・灼熱感・刺すような痛み
- 長時間立っていると悪化する/靴を脱ぐと楽になる
- つま先に体重をかけると電気が走るような痛み
■整形外科での主な対応
- 問診と圧痛・運動誘発テスト、レントゲンや超音波検査での鑑別
- 【保存療法】
- アイシング・消炎鎮痛薬による疼痛コントロール
- 足底アーチ・骨への負荷を分散させるインソールの処方
- 運動量やフォームの見直し、筋力・柔軟性トレーニングの指導
- 【進行例】
- 症状が強い場合は、局所麻酔・神経ブロック注射や装具療法も併用
【運動中の足の痛み】それ、シンスプリントやモートン病かもしれません
スポーツによる足の痛みは「練習のしすぎ」と放置されがちですが、早めにケアを始めれば悪化を防ぎ、競技を長く楽しむことができます。
シンスプリントもモートン病も、体に合った靴やインソール、トレーニング方法の見直しで再発防止が可能です。
痛みを我慢せず、整形外科で適切な診断と対応を受けましょう。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「足の痛みが続くけど、練習を休めない」
「痛みの原因がわからず不安…」──
それはシンスプリントやモートン病のサインかもしれません。
■ 整形外科では、スポーツによる足の痛みに対し、状態に応じた診断と保存療法・インソール処方・リハビリ指導で再発防止をサポートします。
■ 今のうちに痛みのケアを始めて、競技を長く続けましょう。