【肘がなんだかジンジン・しびれる…】冷えと姿勢の乱れが引き起こす「肘の神経トラブル」とは?

季節性の症状 ~ 秋 ~

「パソコン作業中やスマホを使っていると、肘から指先がしびれる」
「寒くなると肘の内側がジンジンして痛い」──
それは、肘周囲の神経が冷えや姿勢の影響で圧迫・刺激されているサインかもしれません。

特に秋冬などの寒暖差が大きい季節や、長時間同じ姿勢で過ごす生活習慣があると、
尺骨神経(しゃっこつしんけい)や橈骨神経といった末梢神経が影響を受けて、肘のしびれや違和感として症状が現れることがあります。

整形外科では、神経の通り道や肘関節の状態を正確に評価し、保存療法・ストレッチ・装具などによる対応が可能です。

■ 肘のしびれの主な原因

  1. 肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
     → 肘の内側(小指側)を通る尺骨神経が圧迫されることで、しびれや筋力低下を起こす

  2. 頸椎症性神経根症・胸郭出口症候群などの上位神経圧迫
     → 肩~首の姿勢の悪さや筋緊張が関係し、肘〜手先の感覚異常が出ることも

  3. 肘関節の変形・使いすぎ(ゴルフ肘など)
     → 筋肉や腱、靭帯の負荷で神経が刺激を受けやすくなる

■ なぜ寒い時期に悪化しやすいのか?

  • 冷えにより血流が悪化→神経が過敏になりやすい
  • 防寒不足によって関節周囲の筋肉がこわばり、神経通路が狭くなる
  • 長袖・厚着で動きにくくなり、無意識に不良姿勢になりやすい

■ こんな症状がある方は要注意

  • 肘の内側を押すと“ビリッ”と指先まで響く感じがある
  • 長時間パソコンを使ったあと、小指〜薬指がしびれる
  • 寒い日や冷房の効いた場所で、肘まわりがだるくなる・感覚が鈍い
  • 重いものを持った後や肘を曲げっぱなしでいた後に違和感が強まる
  • ペットボトルのキャップが開けにくくなってきた

整形外科での主な対応

  • 問診と神経誘発テスト、X線・超音波検査で原因の特定
  • 【保存療法】
    • 肘の安静・サポーターの装着による神経の圧迫軽減
    • 神経周囲の炎症を抑える内服薬やビタミン剤の処方
    • 冷え対策と神経周囲の柔軟性を高めるリハビリ指導
    • 必要に応じて、局所ブロック注射や装具療法
  • 【進行例】
    • 感覚障害や筋力低下が強い場合は、神経移行術などの手術治療も選択肢に

【肘がなんだかジンジン・しびれる…】冷えと姿勢の乱れが引き起こす「肘の神経トラブル」とは?

肘のしびれや違和感は「寒いせい」「疲れたから」と放置されやすいものですが、神経症状が進行すると筋力や感覚に大きな影響が出る可能性があります。
「何となくおかしいな」と感じたときが、早期にケアを始めるチャンスです。

整形外科では、肘や腕の神経・筋肉の状態を専門的に評価し、負担を和らげる治療を行っています。

■ ご予約・ご相談はこちらから

「肘の内側がジンジンする」
「小指〜薬指の感覚が変で、指先がしびれる」──
それは肘部管症候群や神経の圧迫が原因かもしれません。

整形外科では、肘の違和感やしびれの原因を見極め、保存療法・サポーター・ストレッチ指導などで症状の進行を防ぎます。
冷えや姿勢で悪化しやすい季節。気になる症状は、早めにご相談を。

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違和感や不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。お待たせしないために、事前予約をご利用ください。

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