「いつもの化粧水がしみる」「肌がごわついてメイクが乗らない」──
そう感じている方、それは花粉や紫外線による“季節性の肌荒れ”かもしれません。
特に40〜50代の女性は、ホルモンバランスの変化やバリア機能の低下により、肌が敏感になりやすい時期。
皮膚科だけでなく、内科でも肌トラブルに対応しているところがあることをご存じですか?
■ 春の肌荒れは、外的刺激と内的要因が重なって起こることが多い
外的要因:花粉・紫外線・黄砂など
- 花粉が肌に付着し、炎症やかゆみを引き起こす
- 紫外線によって角質層のバリア機能がダメージを受ける
- 黄砂やPM2.5など、大気中の微粒子による刺激
内的要因:年齢・体調・ストレスなど
- 更年期による女性ホルモンの減少で、肌の水分保持力が低下
- 忙しさやストレス、睡眠不足が重なり、肌の回復力が落ちる
- 食生活の乱れや腸内環境の変化も、肌の不調と密接に関係
つまり、肌荒れは外側からのケアだけでは不十分であり、体の中からのケアが必要不可欠なのです。
■ 内科でできる肌荒れ対策とは?
内科では、以下のような角度から「肌荒れ」にアプローチすることが可能です。
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アレルギー反応の有無をチェック
花粉症やアトピー素因が隠れている場合、内服薬や抗アレルギー薬の処方も可能。 -
体調や自律神経の乱れの確認
「なんとなく不調が続く」「肌だけでなく全体的にだるい」といった状態も含めて総合的に診察します。 -
肌トラブルに合わせた漢方薬の提案
体質に応じて「当帰飲子(とうきいんし)」「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」などが用いられます。これにより、炎症を鎮め、肌のバリア機能を内側から支えることが可能です。
■ スキンケアだけでは改善しない肌荒れには
「スキンケアを見直しても良くならない」
「花粉症の症状と一緒に肌が荒れるようになった」
そんな方には、“肌は体の鏡”という視点から、内科的なケアを取り入れることで改善する可能性があります。
春になると起こる肌のかゆみ・赤み・乾燥…
それは、単なるスキンケアの問題ではなく、花粉や紫外線、そして年齢による体の変化が関係しているかもしれません。
「肌荒れ=皮膚科」という印象を持たれる方も多いですが、
体の内側から整えることを重視する内科での相談も、非常に有効な選択肢です。
内科では、アレルギー検査・生活アドバイス・必要に応じた漢方治療など、
忙しい女性の心と肌を支える医療的ケアを受けることができます。