「お腹が痛くて食べられない」
「下痢や吐き気が続いて、仕事にも行けない」
そんなとき、真っ先に疑われるのが“胃腸炎”です。
特に40〜50代の女性は、家族の看病や仕事のストレスで体力を崩しやすい時期。
症状が軽く見えても、早めに内科で相談することが、回復への第一歩です。
胃腸炎は、胃や腸に炎症が起きて、吐き気・腹痛・下痢・発熱などを引き起こす病気です。
原因や症状はさまざまですが、主に以下の2つに分けられます。
■ 感染性胃腸炎(ウイルス・細菌によるもの)
- ノロウイルス、ロタウイルス、サルモネラ菌などが原因
- 冬場に多く、家族内や職場で感染が広がることも
- 嘔吐・水様性の下痢・発熱などが特徴
- 脱水症状に注意が必要
■ 非感染性胃腸炎(ストレス・生活習慣が原因)
- 暴飲暴食、寝不足、ストレス、冷えなどが原因に
- 胃もたれ、胃痛、食欲不振、軽い下痢や便秘などの症状
- 慢性的な胃腸の不調に繋がることも
「風邪かな?」と思っても、吐き気や下痢が続くようなら胃腸炎の可能性があります。
また、ウイルス性の場合は感染力が強いため、早期に正しく対処することが大切です。
■ 内科で受けられる胃腸炎の診察内容とは?
内科では、以下のような流れで胃腸炎の診断・対応を行います。
- 症状の聞き取り・触診(お腹の張りや圧痛など)
- 感染性かどうかの判断(流行状況や経過から推定)
- 必要に応じて血液検査や便検査
- 脱水や体力低下に対して点滴治療
- 胃腸の働きを整える薬の処方
症状や体質に応じて、漢方薬を併用するケースもあります(例:半夏瀉心湯、六君子湯など)。
■ 自宅でできる胃腸炎対処法(医師の指導を受けながら)
- 水分をこまめに摂る(経口補水液など)
- 無理に食べず、胃腸を休ませる
- 症状が落ち着くまでは消化の良い食事を少量ずつ
- 家族内感染を防ぐため、手洗い・消毒を徹底する
「一度よくなってもまた繰り返す…」という声も多く、生活習慣の見直しや体質改善も重要です。
【吐き気・腹痛・下痢…】もしかして胃腸炎?
「軽い腹痛だから」「食べ過ぎただけかも」と自己判断せず、
吐き気・下痢・微熱が続く場合は、内科での診察を早めに受けることが大切です。
ウイルス性・ストレス性・食生活由来など、胃腸炎の背景はさまざま。
内科では、必要な検査や処置に加えて、再発予防につながる生活アドバイスも受けられます。
つらい胃腸症状を繰り返さないために──
「食べられない」「お腹の調子が変」と感じたら、早めにご相談ください。