「喉がちょっと痛いだけだから…」
「微熱が続いているけど、仕事が休めないから様子を見よう…」
そんなふうに“軽い風邪症状”を放置してしまう方が多いですが、実はそのまま悪化してしまうケースも少なくありません。
喉の痛みや微熱が数日以上続く場合、感染症以外の可能性や、体の不調のサインであることも。
体調を早く整えるためにも、内科で早めに相談することが大切です。
風邪症状と一口に言っても、実際にはいろいろな原因が考えられます。
■ よくある初期症状
- のどの痛み・イガイガ感・乾燥感
- 37℃前後の微熱(だるさや寒気を伴うことも)
- 軽い咳や鼻水、くしゃみなどの呼吸器症状
- 食欲が落ちる、眠りが浅いなどの全身症状
こうした症状が「軽い風邪だから大丈夫」と思っていても、次のようなリスクがあります。
- 感染症が拡大して悪化する可能性(喉風邪 → 気管支炎など)
- ウイルス感染後に咳だけが残る
- 更年期や自律神経の乱れが背景にあるケースも
- 体力が落ちていると二次感染のリスクも高まる
そのため、微熱や喉の痛みが2〜3日以上続く場合は、内科での受診がおすすめです。
■ 内科ではどんなことをするの?
風邪症状で内科を受診した際の基本的な流れは以下の通りです:
- 体温・のどの状態・呼吸音の確認
→ 細菌感染かウイルス性か、のどの腫れや炎症の有無を確認 - 必要に応じて抗原検査(コロナ・インフルエンザ)
→ 結果によって適切な隔離や治療の判断ができます - 症状に応じた薬の処方
→ 解熱鎮痛薬・抗炎症薬・漢方薬など、症状や体質に合わせた対応が可能
■ 忙しい女性に多い「風邪の長引き」
40〜50代の女性は、仕事・家事・介護などで自分の体調が後回しになりがちです。
その結果、「風邪の引き始め」を見逃し、長引く不調(咳・微熱・疲れ・不眠)に悩まされる方も多く見られます。
たとえばこんなケースがあります。
- 「喉が痛かっただけなのに、気づいたら10日以上微熱が続いていた」
- 「市販薬でしのいでいたが、症状がぶり返して受診することに」
- 「検査では異常がなく、疲労や自律神経の乱れが原因だったと判明」
病気かどうかを知ることは、安心にもつながります。
「軽い風邪かも」で放置していませんか?
喉の痛みや微熱は、“風邪の初期症状”としてよくあるものですが、
長引いたり改善しなかったりする場合は、自己判断せず内科で相談することが大切です。
感染症のチェックはもちろん、体力・ストレス・更年期など、幅広い視点で体調を見てもらえるのが内科の強みです。
「軽い不調」を「重い不調」にしないために──早めの受診で、安心と回復への一歩を。