「風邪は治ったのに、咳だけが残っている」
「咳が止まらず、仕事や睡眠にも影響している」
そんな経験はありませんか?
2週間以上続く咳は、“ただの風邪”ではない可能性があります。
特に40〜50代の女性には、ホルモンバランスの変化やアレルギー、胃酸逆流などが関係していることも。
長引く咳は内科での診察によって原因を見極め、適切に対処することが大切です。
咳は、体の防御反応の一つですが、長引くことで日常生活に大きな支障をきたします。
以下のような症状に心当たりはありませんか?
- 市販薬や風邪薬を飲んでも咳が止まらない
- のどの違和感や軽い咳が続いている
- 夜になると咳が悪化して眠れない
- 咳のせいで会話や仕事にも支障が出ている
咳の原因は多岐にわたり、以下のようなものが考えられます。
■ 長引く咳の主な原因
- 感染後咳嗽(かんせんごがいそう):風邪やインフルの後に咳だけが残る状態
- アレルギー性咳嗽:ハウスダスト・花粉・ペットなどに反応
- 咳喘息:喘鳴(ぜんめい)なしで乾いた咳が続く軽度の喘息
- 胃食道逆流症(GERD):胃酸が喉に上がってくることで咳が出る
- 更年期の自律神経の乱れ:のどの違和感や咳が出やすくなることも
これらは市販薬では十分に対応できない場合が多く、適切な診断と治療が必要になります。
■ 内科での診察で何がわかるの?
内科では、咳の性質や頻度、時間帯、痰の有無などから原因をしっかり見極めていきます。
- 聴診や胸部レントゲンで肺の状態を確認
- アレルギー検査で咳の引き金を特定
- 必要に応じて胃酸逆流の有無をチェック
また、原因に応じて以下のような治療が行われます。
- 気管支拡張薬・抗ヒスタミン薬・胃酸を抑える薬などの処方
- 必要に応じて、体質改善を目指した漢方薬の併用
(例:麦門冬湯、五虎湯、小青竜湯など)
■ 忙しい女性こそ、早めの相談が大切です
- 「仕事で人前に出るのに、咳が出るのがつらい」
- 「夜中の咳で眠れず、日中がつらい」
- 「薬を変えながらしのいでいたけど、結局治らなかった」
このような状況では、自分だけで対処しようとせず、専門的な判断を仰ぐことが大切です。
とくに更年期世代では、自律神経の乱れも咳に影響するため、体全体を診てもらえる内科での受診が効果的です。
2週間以上続くなら内科に相談を
咳が止まらない状態が2週間以上続いているなら、それは「ただの風邪」ではない可能性が高いです。
市販薬では十分に対応できないケースも多く、内科での診断と治療が早期改善の近道です。
咳の原因がわかれば、体に負担をかけすぎず、自分に合った治療法(必要に応じて漢方含む)でラクになれることも少なくありません。
つらい咳を我慢し続ける前に、ぜひ一度、専門医にご相談ください。