「スギ花粉が終わったのに、まだ目や鼻がつらい…」
それは、ヒノキ花粉による花粉症かもしれません。
ヒノキ花粉は春の後半(3月下旬〜5月上旬)にピークを迎え、スギ花粉症のある方の約7割がヒノキにも反応するといわれています。
内科では、ヒノキ花粉に対する内服薬・漢方・生活改善指導など、体への負担を抑えた総合的な対策が可能です。
ヒノキ花粉症はスギと同じく鼻や目、喉、皮膚などにアレルギー症状を起こす一方で、以下のような特徴があります。
- スギ花粉の後(3〜5月)にピークが来る
- 症状がより重く出ることもある(特に目のかゆみや肌荒れ)
- 年齢とともに反応しやすくなることも
- 花粉粒子が小さく、喉や気管支まで届きやすい
また、更年期にさしかかる40〜50代女性では、ホルモンバランスの変化によりアレルギー症状が悪化する傾向もあります。
■ 内科で受けられるヒノキ花粉症の対策
「花粉症は耳鼻科に行くもの」と思われがちですが、内科でも十分な診療が可能です。
以下のような対応が内科で受けられます:
- 抗アレルギー薬の処方:眠気が出にくいタイプなど、個々に合わせた選択が可能
- 点鼻薬・点眼薬の併用:症状部位ごとのピンポイント対策
- 漢方薬による体質改善:小青竜湯・柴胡加竜骨牡蛎湯などを症状・体調に合わせて処方
- アレルギー検査(血液検査):ヒノキを含め、どの花粉に反応しているかを特定可能
■ 日常生活でできるセルフケアもサポート
- 外出時はマスク・メガネ・帽子でブロック
- 帰宅後は洗顔・うがい・衣類の花粉払いを徹底
- 室内の換気や空気清浄機の活用も効果的
こうした医療+生活習慣の両面から対策することが、つらい時期を快適に過ごすコツです。
【スギが終わっても油断禁物】ヒノキ花粉症の症状と対策
ヒノキ花粉症は、スギ花粉の終息と入れ替わるように始まり、気づきにくいけれど長引く不快な症状の原因になります。
内科では、薬物治療から漢方、生活改善アドバイスまで、体にやさしく続けやすい花粉症ケアが可能です。
「まだ花粉でつらい」「スギは落ち着いたのに症状が残る」──
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。