「学校が始まってから、かかとが痛いと言い出した」
「体育や部活の後、足を引きずるように歩いている」──
そんな時は、成長期の子どもに多い「シーバー病(踵骨骨端症)」の可能性があります。
特に夏休み明けは、運動量が急に増える・靴の履き替えがある・成長スパートの時期が重なるなどの理由で、シーバー病の相談が増える時期。
整形外科では、踵の評価と保存療法・インソール・運動指導により、無理なく改善と再発予防が可能です。
■ シーバー病とは?
- 成長期(特に10〜13歳前後)のかかとの骨(踵骨)に起きる炎症
- まだ未完成の骨に、繰り返す運動やジャンプの衝撃が加わることで発症
- 成長とともに自然に治ることが多いが、適切なケアをしないと痛みが長引き、運動に支障をきたすことも
■ 夏休み明けに多くなる理由
- 学校再開で急に運動量が増える(体育・部活・通学)
- 成長期の骨は急に伸びるため、筋肉とのバランスが崩れやすい
- サンダルや裸足生活からスニーカーや上履きへの切り替えで、かかとに負荷が集中
■ このような症状が見られるときはご相談ください
- 運動後、かかとを押すと強く痛がる
- 歩くときにつま先歩きになる/かかとをつけたがらない
- 靴を履きたがらない/かかとの内側が腫れている
- 以前より運動後の疲れ方が早く、休みたがることが増えた
- 両足、または片足だけ症状が出ることも
■ 整形外科での主な対応
- 問診・視診・圧痛部位の確認、必要に応じてレントゲン検査
- 運動制限の目安と、炎症を抑えるためのアイシングや湿布
- 足裏にフィットするインソールやヒールパッドの提案
- ふくらはぎや足底筋のストレッチ指導
- 重症化や再発リスクがある場合は、装具やリハビリも併用
【かかとが痛いと言い出したら要注意】夏休み明けに増える「シーバー病」
「成長期だからそのうち治る」と思われがちですが、
痛みを我慢して運動を続けることで、他の部位(膝・腰)への負担や歩行異常につながる恐れもあります。
夏休み明けの今こそ、かかとの違和感は早期に整形外科でチェックし、適切なケアでスポーツや学校生活を安心して続けましょう。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「学校が始まってから子どもが足を引きずるようになった」
「かかとが痛いと言うけど、どこで診てもらえばいい?」──
それはシーバー病(踵骨骨端症)の可能性があります。
■ 整形外科では、成長期特有の足のトラブルに対して適切な診断と、運動制限・インソール・リハビリで痛みの軽減と再発予防を行います。
■ 「少しの痛み」でも、早めの対応が安心につながります。お気軽にご相談ください。