「クーラーの風が当たると関節がジンジン痛む」
「朝はこわばるけど、しばらくすると楽になる」──
このような症状は、冷房による一時的な“関節の冷え”による痛みかもしれません。
一方で、似たような症状が続く場合、関節リウマチなどの自己免疫疾患の可能性も否定できません。
症状が一時的であれば生活改善で対処できますが、痛みが長引く・左右対称に出る・朝のこわばりが強いといった場合は、
早めに整形外科や内科での血液検査・診察を受けることが重要です。
■ 冷房による「関節の冷え」とは?
- クーラーの風が直接当たることで、関節周囲の筋肉がこわばり、血流が低下
- その結果、軽度の炎症や痛み、だるさが関節に現れる
- 一般的に、温めたり動かすことで症状が軽くなるのが特徴
■ 関節リウマチとの違いは?
冷房による関節痛 | 関節リウマチ |
---|---|
一時的・気温や環境で変動 | 症状が長引く/徐々に進行 |
温めると楽になる | 朝のこわばりが1時間以上続くことがある |
関節の左右差がある/動かせば改善 | 左右対称の関節に痛み・腫れが出る |
血液検査では異常なしが多い | CRP・RF・抗CCP抗体が陽性のことがある |
■ 冷房で痛みやすい関節
- 肩・肘・手首・膝・足首など、風が直接当たりやすく冷えやすい部位
- 特に女性や冷え性の方、筋力が低下している方は影響を受けやすい
■ このような方は医療機関への相談を
- 関節の痛みが1週間以上続く/左右対称に出る/複数の関節に広がる
- 朝の関節のこわばりが30分以上続き、家事や着替えがつらい
- 指の第2関節・第3関節の腫れや変形が見られる
- 関節痛に加えて倦怠感・微熱・体重減少などの全身症状がある
【冷房で関節がジンジン痛む…】それ、本当にリウマチ?クーラー冷えによる関節痛との見分け方とは
「ただの冷えによる関節痛」だと思っていたら、実はリウマチだったというケースも少なくありません。
一方で、冷房による一時的な関節痛は、生活環境の見直しで大きく改善することも。
自己判断せず、気になる症状がある方は、整形外科または内科で正確な診断を受けることが安心と予防につながります。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「冷房が効いた部屋にいると関節が痛む」
「もしかしてリウマチかも?でも病院に行くほどでは…」──
そんな不安は、一度医師に相談してみるのが安心です。
■ 整形外科・内科では、関節の診察に加えて血液検査や画像診断を通じて、冷えによる痛みか、リウマチなどの疾患かを正確に見極めます。
■ 我慢せず、今の症状をクリアにして快適な夏を過ごしましょう。