「運動のあとに足の内側が痛む」
「最近、梅雨に入ってから痛みが強くなっている気がする」──
それは“有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)”の症状が、湿度や気圧の影響で悪化している可能性があります。
この症状は、小中学生やスポーツをしている成長期の子どもに多く見られる足のトラブルで、特に梅雨〜夏の湿度が高い時期に痛みが強くなるケースも報告されています。
整形外科では、正確な診断と炎症の程度に応じた保存療法・運動指導が可能です。
■ 有痛性外脛骨とは?
足の内側(土踏まず付近)にある余分な骨「外脛骨」が炎症を起こし、
靴の圧迫や運動の負荷によって痛みが出る成長期特有の疾患です。
■ なぜ湿気で悪化しやすいの?
- 湿度や気圧の変化により、体内の水分・血流バランスが乱れやすく、炎症が長引く傾向に
- 梅雨時は体を動かす頻度が不安定になり、急な運動再開で負荷が集中
- 湿気による靴内部のムレ・圧迫感が患部を刺激しやすい
「痛みがぶり返す」「左右交互に症状が出る」などの不安定さが増える時期でもあります。
■ このような症状があれば早めの対応を
- 部活や運動後に足の内側(くるぶしの下あたり)を痛がる
- シューズの内側が当たると強く痛みを感じる
- 押すと硬くて痛いしこりがある
- 痛みで足を引きずる/歩くのを嫌がるようになった
- 雨の日や湿気の多い日に痛みがぶり返す
■ 整形外科での主な対応
- レントゲンや触診で外脛骨の有無・炎症の程度を確認
- アイシング、湿布、運動の一時制限などの保存療法が基本
- 足裏のアーチを支えるインソールや靴の見直し
- 再発予防のための足首・足底のストレッチやリハビリ
【足の内側が痛い…】有痛性外脛骨は湿度で悪化する?|梅雨〜夏にかけて増える足の炎症
有痛性外脛骨は、成長期の一時的な痛みとはいえ、放置するとスポーツ活動に大きな支障が出ることもあります。
特に湿気が多い季節は、痛みが慢性化・再発しやすいタイミングでもあるため、
「また痛くなった」と感じた時点での早期受診が、回復を早める近道です。
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「部活の後に足の内側が痛そう」
「雨の日や湿気の強い日に痛みがぶり返す」──
それは有痛性外脛骨の炎症が悪化しているサインかもしれません。
■ 整形外科では、成長期の足の状態を診断し、炎症を抑える保存療法と負担を軽減するケアを提供します。
■ お子さまが快適に運動を続けられるよう、早めのチェックがおすすめです。