【肩こりだけじゃない?】デスクワークで悪化する腕のしびれは胸郭出口症候群かも|整形外科でできる対処法とは

季節性の症状 ~ 秋 ~

「長時間のパソコン作業で腕がしびれる」
「肩がこってくると、手先までだるくなる」──
その症状、肩こりや疲れ目ではなく、“胸郭出口症候群”の可能性があります。

首から腕にかけての神経や血管が圧迫されて起こるこの疾患は、デスクワーク中の姿勢が原因となるケースが非常に多く、特に中高年の女性や細身の方に多く見られます。

早期に整形外科で適切な評価を受けることで、進行を防ぎ、日常生活の不調を軽減することが可能です。

■ 胸郭出口症候群とは?

  • 首〜鎖骨下を通る神経や血管が、筋肉や骨との間で圧迫されて起こる障害
  • 圧迫されやすい主な部位は、斜角筋隙・肋鎖間隙・小胸筋下隙
  • 筋肉の緊張や姿勢不良によって起こる神経の締めつけが、慢性的なしびれや痛みにつながる

■ なぜデスクワークで悪化しやすい?

  • 長時間の猫背姿勢や、腕を前に出した作業が肩まわりの筋肉を緊張させる
  • 特にパソコン・スマホの操作時、肩が前方に巻き込まれやすく、神経・血管への圧迫が強くなる
  • 姿勢不良に加えて、冷えや運動不足による筋力低下も悪化要因

■ こんな症状がある方は要注意

  • 肩こりが慢性化し、腕や手指にしびれやだるさを感じる
  • 腕を上げるとしびれや痛みが悪化し、下ろすと楽になる
  • 手が冷たい・色が白くなる・握力が落ちたと感じる
  • 夜間、腕がしびれて目が覚めることがある

■ 整形外科での主な対応

【評価】

  • 症状と動作による誘発テスト(ルーステスト、アドソンテスト等)で神経圧迫の有無を評価
  • 必要に応じてX線・MRI・超音波検査で圧迫部位や他疾患との鑑別診断

【保存療法】

  • 肩甲帯の柔軟性と安定性を高めるストレッチ・運動療法(リハビリ)
  • 物理療法(温熱・干渉波)で筋緊張の緩和と血流改善
  • 必要に応じて消炎鎮痛薬・筋弛緩剤・ビタミン剤の内服治療

【生活指導・姿勢改善】

  • デスク環境の見直し(モニターの高さ・肘の角度・椅子の調整)
  • 肩まわりの巻き込みを防ぐ正しい姿勢の指導とセルフストレッチ指導

【装具療法・注射】

  • 症状が強い場合は肩甲骨安定のための装具(肩バンド等)の使用
  • 神経周囲の炎症や強い痛みがある場合には局所注射(トリガーポイントブロックなど)を行うことも

【肩こりだけじゃない?】デスクワークで悪化する腕のしびれは胸郭出口症候群かも

胸郭出口症候群は放置すると、しびれだけでなく筋力低下や慢性の神経障害に進行することもあるため、早期のケアが重要です。
特に冬場は筋肉が硬くなりやすく、デスクワーク中心の生活では症状が悪化しやすいため、
「腕のしびれ」「肩こり+手の違和感」がある方は、整形外科での評価と姿勢の見直しをおすすめします。

■ ご予約・ご相談はこちらから

「肩こりだと思っていたら、腕までしびれてきた」
「手が冷える・だるい・握りにくい」──それは胸郭出口症候群の可能性があります。

■ 整形外科では、神経圧迫の評価やリハビリ・生活指導・注射治療などを組み合わせ、根本から症状を和らげるサポートを行っています。

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