「夏になると足がだるい、すぐに疲れる」
「サンダルで出かけると足裏が痛い」──
それは扁平足(へんぺいそく)や凹足(おうそく=ハイアーチ)といった、足のアーチ構造の異常が原因かもしれません。
夏は裸足や薄い靴を履く機会が増えることで、足の構造的な問題が表面化しやすい季節です。
整形外科では、アーチの状態を正確に評価し、症状に応じた保存療法・インソール・運動指導などで早期改善を図ることができます。
■ 足のアーチが崩れるとどうなる?
足裏には本来、「縦アーチ(内側の土踏まず)」と「横アーチ」があり、
体重や衝撃を分散する役割を果たしています。
- 扁平足:縦アーチが低下し、足裏全体が接地 → 衝撃が直接伝わりやすい・足裏や膝に痛み
- 凹足(ハイアーチ):アーチが高すぎて接地面が少なく、足裏の一部に過度な圧力がかかる
■ 夏に症状が出やすい理由
- サンダルやスリッパなど、アーチを支えない靴の着用機会が増える
- 薄底の靴や裸足での歩行が多く、衝撃を直に受けやすい
- 気温上昇により足がむくみやすくなり、負荷が倍増
- レジャーや旅行での歩行量増加・長時間の立ち歩きも悪化要因に
■ このような症状がある方はご注意を
- 足の裏やかかとにだるさ・張り・痛みがある
- 土踏まずが無くなってきた/逆に高くて不安定
- 長時間歩くと足がむくむ・靴がきつく感じる
- 足指で地面をしっかりつかめない/つまづきやすい
- 夏に足が疲れやすく、旅行や買い物がつらい
■ 整形外科での主な対応
- 足底圧検査やX線評価で足の構造と変形の有無を確認
- アーチを支えるインソールの処方(既製・オーダーメイド)
- 足底筋やふくらはぎのストレッチ・筋力トレーニング指導
- 歩き方・靴の選び方・生活習慣のアドバイスも併せて提供
- 症状が強い場合は装具療法やリハビリを併用することも
【夏の足元トラブルに要注意】扁平足・凹足は痛みや疲労の原因に
「夏のせいで足が疲れる」と思っていたその症状、実は足の構造的な問題が背景にあるかもしれません。
扁平足・凹足は早期にケアを始めることで進行を防ぎ、足への負担を軽減できます。
夏は足の負担が増える季節だからこそ、“今”の違和感を見逃さずに、整形外科でのチェックをおすすめします。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「夏になると足が疲れやすい/痛くなる」
「サンダルで出歩くと足裏がだるい」──
それは扁平足・凹足が関係している可能性があります。
■ 整形外科では、足のアーチを丁寧に評価し、症状に合わせたインソールやストレッチ、生活指導を行っています。
■ 夏のうちに足の不調を見直して、快適な歩行を取り戻しましょう。