「朝、起きて最初の一歩で足裏がズキッと痛む」
「歩きはじめだけ痛くて、少し動くとましになる」──
それは、足底腱膜炎（そくていけんまくえん）の初期症状かもしれません。
足底腱膜炎は、かかとから足の指の付け根にかけて伸びる“足底腱膜”に炎症が起きる疾患で、
放置すると慢性化し、歩行や立ち仕事が困難になることもあります。
整形外科では、足底の状態評価とともに、インソール・運動指導・保存療法で痛みの改善と再発予防をサポートします。
■ なぜ「歩き出し」が痛むのか？
- 足底腱膜は、歩行時の衝撃を吸収し、足のアーチを支える重要な組織
- 就寝中や長時間の座位で足底の筋や腱が縮んだ状態になり、急な伸張で炎症部位に痛みが走る
- 朝の一歩目や長時間の休憩後に起こる痛みは、典型的な足底腱膜炎の初期サインです
■ このような症状があれば要注意
- 朝起きたとき、かかと〜土踏まずにかけて痛みが出る
- 長時間のデスクワーク後、立ち上がるとズキッとした痛み
- ウォーキングや通勤後に足裏がだるい・張る感じがする
- 足裏を押すと、ピンポイントで痛い場所がある
- 足をかばって歩いていたら、膝や腰にまで違和感が広がってきた
■ 発症リスクが高い人の特徴
- 立ち仕事・長時間歩行が多い方
- 扁平足またはハイアーチ傾向の方
- クッション性の少ない靴・すり減った靴を履いている
- 急な運動開始／ウォーキングを始めたばかりの中高年
- 筋力の低下・体重の増加・加齢に伴う柔軟性の低下がある方
■ 整形外科での主な対応
- 視診・触診・歩行分析・X線検査などで状態を評価
- 【保存療法】
- 足底筋・ふくらはぎのストレッチ指導
- 足底への負担を軽減するインソールやサポーターの処方
- 炎症が強い場合は消炎鎮痛薬・湿布・注射などで痛みを緩和
- 【再発予防】
- 靴の見直し（ヒールの高さ、フィット感）
- 適切なウォーキングフォームの指導
- 体重管理・運動習慣の見直し
【朝の一歩目がズキッと痛い？】それ、足底腱膜炎のはじまりかもしれません
足底腱膜炎は、初期の段階で適切な対処をすれば、比較的早期に回復が見込める疾患です。
一方で、我慢して無理を続けると、痛みが慢性化し、治療に長期間かかることも。
朝一番の“歩き出しの痛み”は、小さなサイン。
整形外科での早めのチェックと対処が、将来の不調を防ぐカギとなります。
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「朝、足をついた瞬間に痛みが走る」
「立ち仕事で足裏が痛むけれど、年のせいかな…」──
それは足底腱膜炎の始まりかもしれません。
■ 整形外科では、足のアーチや筋力を評価し、インソール・リハビリ・保存療法で痛みの改善と再発予防をサポートします。
■ 今の“ちょっとした痛み”を放置せず、早めにご相談ください。
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違和感や不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。お待たせしないために、事前予約をご利用ください。