「春になると、顔や首が赤くなってヒリヒリする」
「毎年のことだから仕方ない」と思っていませんか?
それは、“花粉”が原因の皮膚かぶれ(花粉皮膚炎)かもしれません。
特に40〜50代の女性は、ホルモンの変化やバリア機能の低下により、肌が敏感になりやすい時期。
スキンケアだけで改善しない場合は、内科での相談も選択肢の一つです。
肌にもアレルギー反応が出ることがあるのをご存じですか?
花粉症といえば「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」が代表的な症状ですが、
実は肌にもアレルギー反応が出ることがあるのをご存じですか?
この「花粉皮膚炎」は、以下のような特徴があります。
- 花粉が多い時期に、顔や首、目の周りなどがかゆくなる
- 肌が赤くなり、ピリピリ・ヒリヒリと刺激を感じる
- 化粧品がしみる、保湿剤が合わなくなる
- 湿疹やかさつきが出るのに、薬を塗ってもなかなか治らない
こうした症状は、花粉が肌に付着して炎症を引き起こすアレルギー反応です。
マスクで顔がこすれたり、汗や紫外線が加わるとさらに悪化しやすくなります。
■ なぜ内科で「肌のかぶれ」が相談できるの?
「肌荒れって皮膚科に行くものじゃないの?」と思われるかもしれません。
ですが、花粉による皮膚症状は“アレルギー反応”の一種であり、内科でも十分対応が可能です。
内科では、以下のような対応を行っています。
- アレルギーの有無を血液検査で確認
→ スギ・ヒノキなどの花粉アレルギーが関係しているかどうかを調べます。 - 抗アレルギー薬の内服処方
→ 花粉による炎症を抑えることで、肌のかゆみ・赤みを和らげます。 - 必要に応じて漢方薬や保湿剤の併用
→ 体の内側から免疫バランスを整える漢方薬や、刺激の少ない保湿剤の提案も可能です。 - 生活指導やスキンケアのアドバイス
→ 花粉の多い日の外出対策、帰宅後の洗顔や衣類ケアのポイントなども指導。
■ 患者さんの声
「春になると毎年、目の周りや頬が赤くなってつらかったのですが、内科でアレルギーの検査をしてもらい、薬を調整してから改善しました。」(48歳女性)
「化粧品を変えてもよくならず相談したら、花粉皮膚炎と分かりました。漢方薬で体調も整って肌も落ち着いています。」(52歳女性)
【春になると肌がかゆい・赤い…】もしかして花粉皮膚炎?
花粉による肌のかゆみ・赤み・ヒリつき…。
それは「花粉皮膚炎」という、花粉アレルギーが肌に出る症状かもしれません。
スキンケアだけではなかなか治らないこのトラブルには、内科での全身的な対応が効果的です。
血液検査・内服薬・漢方・生活改善などを組み合わせることで、肌のバリア機能を内側から整え、花粉シーズンを快適に過ごすお手伝いができます。
「肌がいつもより敏感」「毎年この時期だけつらい」
──そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。