「歩くと足の裏が痛い」
「運動後にすねの内側がズキズキする」──
それは“運動時の足のオーバーユース(使いすぎ)”による足底腱膜炎またはシンスプリントかもしれません。
どちらも似たタイミングで発症しやすい症状ですが、痛む場所・原因・治療法が異なるため、早めの鑑別とケアが重要です。
整形外科では、痛みの根本原因を特定し、それぞれに合った治療やリハビリを提案できます。
■ 足底腱膜炎とシンスプリントの違い(一覧比較)
項目 | 足底腱膜炎 | シンスプリント |
---|---|---|
痛む場所 | かかとの前方〜足裏(土踏まず) | すねの内側(脛骨の下1/3あたり) |
原因 | 足裏の筋膜に繰り返しの負荷 | すねの骨膜が筋肉の牽引で炎症を起こす |
主な症状 | 朝起きての一歩目が痛い/立ち仕事・歩行で悪化 | ランニング・ジャンプの後にすねの鈍痛/押すと痛い |
よく見られる人 | 中高年・立ち仕事・歩きすぎの方 | 学生アスリート・ランナー・部活動生 |
主な治療 | ストレッチ、インソール、物理療法、負荷軽減 | アイシング、運動量調整、ストレッチ、筋膜リリース |
どちらも運動や歩行習慣のある方に多く見られるため、自己判断せず整形外科での確認が安心です。
■ 足底腱膜炎の特徴的なケース
- 朝起きた直後に足裏が激痛
- 立ちっぱなし・歩きすぎで悪化
- 足裏のアーチが落ちている(偏平足気味)
■ シンスプリントの特徴的なケース
- 運動の後、すねの内側がジンジンする
- 足を地面につけるのがつらい
- 押すと明らかに痛むポイントがある
【足裏?すね?】足底腱膜炎とシンスプリントの違いとは|運動時の足の痛み
足の痛みが「なんとなく似ているから」と放置されやすいこの2つの疾患。
しかし、放置すると慢性化したり、疲労骨折などに進行するリスクもあります。
特に部活動中の学生や、ウォーキング・ジョギングを習慣にしている40〜50代の方は、
“早期の診断と負担軽減”が回復を早めるカギとなります。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「足の裏が痛くて歩くのがつらい」「運動後にすねがジンジンする」
──それは足底腱膜炎やシンスプリントのサインかもしれません。
■ 整形外科では、原因に応じた正しい診断と保存療法、リハビリで早期改善を目指します。
■ 自己流の対処で長引かせる前に、まずはお気軽にご相談ください。