「スマホを触ると親指の付け根がズキッと痛む」
「瓶のフタを開けるときに力が入らない」──
それは、更年期以降の女性に多くみられる“母指CM関節症”の初期症状かもしれません。
放置すると関節が変形し、痛みや不自由が日常生活に及ぶ可能性もあります。
整形外科では、早期診断と保存療法により、進行の予防と生活の快適さを取り戻すサポートが可能です。
母指CM関節症とは、親指の根元(手首側)にある母指CM関節(母指の付け根の関節)がすり減って炎症を起こす変形性関節症の一種です。
■ 初期に見られる主な症状
- スマホ操作や細かい作業時に親指の付け根が痛む
- 瓶のフタを開ける・雑巾を絞る動作で痛みが走る
- 親指に力が入らず、ものを落としやすくなる
- 腫れや熱感を伴うこともある
女性ホルモンの変化や関節の酷使によって発症しやすく、特に40〜50代の女性に多くみられる疾患です。
■ よくある生活の中のサイン
- 「スマホを片手で持ってスクロールしているとズキッ」
- 「ドライヤーを使った後に親指がだるくなる」
- 「ペットボトルのフタを開けづらくなった」
- 「以前は何ともなかったのに、最近親指が疲れやすい」
■ 整形外科での治療法
整形外科では、症状の進行度に応じた保存的治療を中心に行います。
- レントゲン検査で関節のすり減りや変形の有無を確認
- 安静や親指の動きを制限するためのサポーターや装具の処方
- 消炎鎮痛薬・外用薬の使用
- 手指のストレッチやリハビリによる負荷軽減
- 痛みが強い場合にはステロイド注射も選択肢に
進行してからではなく、“違和感を覚えた段階”での対応がカギです。
【スマホ操作で親指が痛い…】それ、母指CM関節症かも?|早期対応で進行を防ぎましょう
母指CM関節症は、スマホや家事で手を酷使する現代の女性に増えている手の関節トラブルです。
痛みが軽いうちに適切な対処をすることで、変形の進行や慢性化を防ぐことが可能です。
「親指の付け根が最近なんとなく痛い」
そんな違和感を感じたら、早めに整形外科にご相談ください。
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「親指が痛いけど使いすぎかも…」
「スマホや家事で毎日使うから仕方ない?」──
それは母指CM関節症の初期サインかもしれません。
■ 整形外科では、レントゲンによる正確な診断と、装具・薬・ストレッチなど保存的な治療で早期対応が可能です。
■ 日常生活に支障が出る前に、まずはお気軽にご相談ください。