「雨が降る前になると足が痛む」
「気圧が下がると関節がズキズキする」──
そんな“天気痛”とも呼ばれる症状、実は骨粗鬆症が関係しているケースもあります。
特に50〜70代の女性は、閉経後のホルモン変化や加齢により骨密度が低下し、骨に微細なひび(骨微細損傷)や圧迫骨折が痛みの原因となることも。
整形外科では、骨密度測定や画像診断を通じて、痛みの背景を正確に見極めることが可能です。
■ 天気と体の痛みの関係
- 雨や気圧の変化によって、自律神経が乱れ、痛みを感じやすくなる
- 低気圧により血管が拡張し、神経や関節周囲に軽度の炎症反応が起きる
- 関節・骨・筋膜などにもともと何らかの問題があると痛みを誘発しやすくなる
■ 骨粗鬆症が関与する理由
- 骨粗鬆症により、骨にひび(不顕性骨折)が起きやすくなる
- 軽微な転倒でも背骨や足の骨に圧迫骨折が起きている可能性
- 圧迫骨折は時間とともに痛みが消えることもあるが、天候によって再度痛みを感じることがある
■ このような症状に心当たりはありませんか?
- 雨の日や寒い日に足の関節や腰、太ももに鈍い痛みがある
- 骨粗鬆症と診断されたことがあるが、治療を続けていない
- 転んだ覚えはないのに、足腰の痛みが慢性的にある
- 背が縮んできた/姿勢が前かがみになってきた
■ 整形外科でできること
- 骨密度検査(DXA法)による正確な骨評価
- 必要に応じてレントゲン・MRIでの圧迫骨折・骨損傷の確認
- 骨の強化を目的とした薬物治療(ビスホスホネート製剤や注射薬)
- 痛みに対する内服・湿布の処方や物理療法
- 転倒予防のためのリハビリ・運動指導
【雨の日に足が痛む…】それ、もしかして骨粗鬆症のサイン?
「雨の日に足が痛い」と感じる症状の裏に、骨粗鬆症や微小骨折が潜んでいる場合があります。
天気とともに痛みを繰り返すようなら、ただの気象痛として片づけず、整形外科で骨の健康チェックを受けることが大切です。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「雨の日になると足や腰が重だるい…」
「骨粗鬆症の検査を受けたことがない」──
それは骨の状態を見直すサインかもしれません。
■ 整形外科では、骨密度測定と画像検査で痛みの原因を明らかにし、治療と予防に向けた丁寧なサポートが受けられます。
■ “なんとなくの痛み”を放置せず、まずは骨から確認してみませんか?