「足の裏に小さなしこりがある」
「最近、少しずつ大きくなってきた気がする」──
そんな症状がある方は、良性の腫瘤“足底線維腫(そくていせんいしゅ)”の可能性があります。
放っておいても命にかかわる病気ではありませんが、歩行の妨げや痛み、再発の原因になることもあるため、整形外科での診断と早期対応が大切です。
足底線維腫とは、足の裏の筋膜(足底腱膜)に発生する良性のしこり(結節)で、ゆっくりと大きくなる特徴があります。
■ 足底線維腫の特徴と原因
- 足の裏(土踏まずや踵に近い部分)にしこり状の硬いふくらみができる
- 初期は痛みがないが、靴を履いたときや歩行時に圧迫されて痛むことがある
- 時間とともにしこりが大きくなることがある
- 原因は明確ではないが、遺伝的素因や足への慢性的な刺激・負担が影響しているとされる
■ このような方は要注意
- 足の裏に1cm〜数cm程度のしこりがある
- 歩くと圧迫されて違和感や痛みがある
- 以前より大きくなった/数が増えた気がする
- 靴やインソールが当たって不快に感じる
■ 整形外科での診断・治療
足底線維腫は見た目だけでは判断できず、他の腫瘍や脂肪腫、ガングリオンとの鑑別が必要です。
整形外科で行う主な診療内容:
- 触診と超音波・MRIなど画像検査による正確な診断
- 痛みがある場合には靴の調整やインソール処方、鎮痛剤の使用
- 大きくなりすぎた・再発を繰り返す場合は手術を検討することも
【足裏のしこりが大きくなってきた…】それは「足底線維腫」かもしれません
足底線維腫は命に関わる疾患ではありませんが、生活の質(QOL)に大きく関わる症状です。
「そのうち治るかな」と思って放置すると、大きくなってしまったり、靴選びや歩行に影響が出ることも。
違和感を感じた時点での受診が、進行を防ぐ第一歩です。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「足の裏にしこりがあるけど、放っておいて大丈夫?」
「最近、痛みや違和感が出てきた…」──
それは足底線維腫のサインかもしれません。
■ 整形外科では、画像診断を用いた正確な判断と、症状に合わせた保存療法や手術のご相談が可能です。
■ 違和感があるうちにチェックして、日常生活への影響を防ぎましょう。