「雨の日、滑って転びそうになり手をついた」
「手首や肘が痛いけど、打撲だと思ってそのままにしている」──
そんな状況、実は“骨折”や“靭帯損傷”が起きているかもしれません。
特に梅雨や雨天が続く時期は路面や玄関、屋内の床が滑りやすくなるため、転倒によるケガが急増します。
整形外科では、捻挫か骨折かを画像検査で的確に判断し、後遺症を残さないための早期治療を行います。
■ 雨の日の転倒によって増えるケガとは?
- 手をついて転倒 → 手首の橈骨遠位端骨折・肘の骨折・手関節捻挫
- 肩から転倒 → 鎖骨や上腕骨の骨折・脱臼
- すぐに腫れが出ないこともあり、“打ち身”と勘違いして放置されやすい
■ 特にリスクが高いのは?
- 骨がもろくなる高齢者や骨粗鬆症の方
- 片手に荷物や傘を持っていて受け身が取れない方
- 滑りやすい靴やサンダルを履いている方
「大丈夫だと思っていたら、実は骨にヒビが入っていた」というケースも多く見られます。
■ このような症状はすぐに整形外科へ
- 転倒後、手首や肘の腫れ・変形・押すと強い痛みがある
- 手をつくとズキンと痛む/手を握ったり物を持つと痛い
- 数日経っても痛みが引かない/青あざや内出血が広がっている
■ 整形外科での対応内容
- X線(レントゲン)検査で骨折の有無を確認
- 必要に応じてCT・MRIで靭帯や筋肉の損傷も評価
- 骨折の場合:ギプス固定・シーネ・場合によって手術の検討
- 捻挫の場合:テーピング・サポーター・アイシングと安静
- 後遺症を防ぐためのリハビリ・可動域訓練も重要
【雨の日に転倒して手をついた…】肘や手首の捻挫・骨折が増える季節に注意
転倒後の痛みは、「ちょっとした打撲」と思って放置してしまいがちですが、
骨折や靭帯損傷が隠れている可能性が十分あります。
早期に受診することで回復が早まり、将来的な関節の変形や痛みを防ぐことにもつながります。
「念のため」の受診が、大きな安心につながります。
■ ご予約・ご相談はこちらから
「転んで手をついたけど、まだ痛い」
「腫れてきたけど、湿布だけで様子を見ている」──
それは見逃されやすい手首や肘の骨折・捻挫かもしれません。
■ 整形外科では、レントゲンなどによる正確な診断と、固定・リハビリなど症状に合わせた適切な治療が可能です。
■ 雨の日のケガは放置せず、早めにチェックして後遺症を防ぎましょう。